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つるぎ海軍工廠日記

自衛隊を愛する日本男児 趣味の模型と、日常のエピソードの記録です。

クリッパー商会さん(佐古店)にある椅子 

「我に追いつくグラマン(もしくは、敵機)無し」
この有名なフレーズは艦上偵察機彩雲を語るとき、必ず枕詞として出てきます。
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実はこの座席、その彩雲の座席なのです。坐面にパラシュートを収納します。
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クリッパー商会さんの創始者の方は、中島飛行機で彩雲の設計に携わっておられ、終戦時、この座席を譲り受けたそうです。(中島飛行機より管理職順に、めぼしいアイテムを譲り受けていったそうです。)

終戦の引き上げ時には、この彩雲の座席を背負ってキャリー代わり荷物を担ぎ、徳島へ帰って来られたという事です。

確かに荷物を運ぶキャリーとして適しているような形をしています。(「ねた」的印象)

その後、彩雲の座席はキャスター、アームレストを付けて実用的な椅子としてクリッパー商会さんに存在しています。

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彩雲は高性能な日本海軍最速(高度6,100m:最高速度609km/h )の航空機であり、航続力(正規:3,080km 過荷:5,300km)も単発艦上機では世界最高であったそうです。
しかし、その座席の材質はメタルではなく、木製なのです。(生産された彩雲の全てが、木製座席ではないと思いますが、)やはり金属不足が原因なのでしょうか・・・
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ちなみに彩雲の生産数は398機 終戦時の残存数173機であったと記録がありますので、処分を免れた座席の1つが、ここに存在しているのでしょうか・・・

妄想するのも楽しいものです。
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この座席はクリッパーさんへ行けば見ることができます。

見て、触れて、座ったら、帰りは飛行機の模型を買って帰りましょう。

製作意欲も上がる事でしょう。

参考文献: 航空ファン イラストレイテッド 93-2 No.68 日本海軍機全集 96戦から震電まで (株)文林堂

category: 未分類

thread: 模型・プラモデル・フィギュア製作日記  -  janre: 趣味・実用

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